今回は、
群馬県ふるさと工芸品
「伊勢崎括り絣」👘が指定
群馬県ふるさと伝統工芸士として認定された
●かすり工房さいとう
齋藤定夫さんをご紹介😄
11歳の頃から👘にふれあい
伝統技術を守っています😉スゴイ 御年81歳
- 伊勢崎銘仙って絣なの?
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伊勢崎銘仙は絣の一種。
定義としては、
①糸の原料が絹 100%
②先染めである (糸の段階で色柄を染める事)
③平織である (布を作る一番簡単な方法は、 たて糸を二段にして、 その間によこ糸を入れて織る)
絣は先染めですが、 糸の原料が絹でなく麻糸、 木綿糸で作っても絣と呼びます。 - 伊勢崎銘仙はいつから?
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明治 21 年(1921 年)頃に伊勢崎太織 ( ふとり ) の販売店が、東京の日本橋でお店を出した時に、
「めいせんや」 の旗を出したのが始まり。
明治30年には、 漢字で 「銘撰(めいせん)」 として、 東京三越店で販売が始まりました。 - 伊勢崎銘仙と他銘仙との違い?
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養蚕が盛んな北関東周辺で作られた織物「銘仙」
伊勢崎の他に足利市、 秩父市、 八王子市の周辺で明治時代から昭和 30 年代前半に盛んに生産。
足利銘仙・・・ 「半併用絣」etc
秩父市・・・「ほぐし絣」(たて糸だけに色柄を型紙を用いて染める )etc
八王子市・・・ほぐし絣にカピタン織り ( ドビー織り )。
伊勢崎銘仙・・・・絣技法のすべてを生産しており、 特に 「併用絣」 という世界でも類を見ない技法が有名。 - 銘仙のデザインは誰がしたの?
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「銘仙」のデザイン には、 図案屋という職業が!「銘仙(絣)」が出来あがるまでに10以上の工程に別れていて担当する職業があったそうです。
図案屋の下には、 絵画が得意な 「絵描き」 と呼ばれるデザイン画を描く仕事。大阪や京都、 名古屋などの大きなデパートでは、 美術学校出の人を専門職として採用して「銘仙(絣)」を作らせていたそうです。
また、絣模様を描くのはそれぞれの機屋が独自で勉強し、方眼紙にデザインしたようです。
齋藤さんは「絣」が出来上がるまでのそんな工程が別れ独立した職業だったものを、一括して製造出来る方。スゴイですね。今まで制作したデザインを全部残されているそうです。 - 今でも作られているの?
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伊勢崎銘仙を作っている機屋は、 現在ありません。
伊勢崎絣は伊勢崎市今泉町に伊勢崎 かすり工房 「さいとう」 の齋藤定夫さんが継承しています。